(1)高次脳機能障害とは
交通事故による高次脳機能障害とは、事故によって脳外傷を受け、その後認知障害や行動障害、人格の変化などの症状が残存し、日常生活が制限される状態をいいます。
(2)症状
高次脳機能障害に特徴的な症状は、記憶障害、注意障害、遂行機能障害、病識欠落、依存性・退行、欲求コントロール低下、感情コントロール低下、対人技能の低下、固執性、意欲発動性の低下等であると言われています。
(3)資料
後遺障害認定手続においては
- CT、MRI画像
- 医師による「頭部外傷後の意識障害についての所見」
- 医師による「神経系統の障害に関する医学的所見」
- 親族等による「生活状況に関する報告書」
等を提出します。