後遺障害について

(1)後遺障害とは

後遺障害とは、事故による負傷または疾病がなおった後もなお身体に残存する障害のことで、「これ以上治療を継続しても症状が改善する見込みがない状態で残っている障害」のことです。

(2)症状固定とは

ここにいう、「これ以上治療を継続しても症状が改善する見込みがない状態」を症状固定といいます。症状固定日以後は、逸失利益や後遺障害慰謝料等が損害賠償請求の対象となります。

治療中 治療費、休業損害、傷害慰謝料等の請求等
症状固定 後遺障害の認定手続等
後遺障害 逸失利益、後遺障害慰謝料等の請求等

(3)後遺症と後遺障害

後遺症は後遺障害とは異なります。

後遺障害とは、後遺症のうち等級認定を受けて自賠責保険の給付対象となるものをいいます。

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東京中央総合法律事務所 弁護士 河本憲寿(東京弁護士会所属)
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